京都洛中の観光スポット7
本隆寺(京都府京都市上京区智恵光院通五辻上ル)
室町時代に日真上人[にっしんしょうにん]が開いた法華宗真門流の本山。広い境内に本堂、祖師堂、方丈、鐘楼などの伽藍と、8つの塔頭がある。西陣が一夜にして灰燼に帰した西陣焼けや天明の大火にも本堂が焼け残ったので、不焼寺[やけずのてら]という異名もある。本堂には鬼子母神が祭られていて、安産祈願に訪れる人が多い。葉を枕の下に敷くと子供の夜泣きが止むという「夜泣止めの松」も有名。寺のある紋屋町には、西陣らしい雰囲気が残っている。
先斗町(京都府京都市中京区)
四条通から三条通の1筋南まで、鴨川に沿って続く細い通り。祇園と並ぶ花街として知られ、お茶屋や料理屋が通りの両側に立ち並ぶ。最近は気軽に利用できる飲食店も増え、若者の姿も多い。
壬生寺(京都府京都市中京区坊城通仏光寺北入ル)
平安時代、園城寺(三井寺)の僧が、母の供養のために地蔵菩薩像を安置したのが始まりとされる。本堂は1970年(昭和45)の再建。境内には保育園や老人ホームが立つ庶民的な寺だ。坊城通に面した表門を入って右側の壬生塚には、新選組隊士の墓や近藤勇の胸像がある。
妙蓮寺(京都府京都市上京区寺ノ内通大宮東入ル)
1294年(永仁2)に創建された本門法華宗の大本山。天明の大火で焼け残った鐘楼は数少ない本格的袴腰型鐘楼で、江戸時代を代表する建造物だ。松尾一切経や長谷川等伯一派の襖絵(重要文化財)、本阿弥光悦の書など多くの文化財を所蔵。「十六羅漢の庭」と呼ばれる石庭もある。毎月12日にはフリーマーケット「楽市楽座」が開かれ、人々で賑わう。
元離宮二条城(京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541)
関ケ原の戦いで勝利した徳川家康が、上洛の際の宿泊所として1603年(慶長8)に築城。後に3代将軍家光が大改修し、現在のような規模となった。堀を巡らし石垣に囲まれた広大な城内は、二の丸御殿(国宝)、本丸御殿(重要文化財)、二の丸庭園(特別名勝)などからなり、豪壮な外観に反して内部はきらびやかさに満ちている。二の丸御殿の障壁画(重要文化財)は狩野派の作で、松鷹図などがよく知られる。本丸御殿は京都御苑内にあった旧桂宮家の御殿を移築。
矢田寺(矢田地蔵尊)(京都府京都市中京区寺町通三条上ル)
三条通を上った所にある矢田寺は、奈良・矢田寺の元別院。本尊の地蔵菩薩は諸願成就にご利益があるとされる。8月16日の五山の送り火に合わせ、精霊を冥土へ送る「送り鐘」を撞く寺として有名だ。
頼山陽書斎山紫水明処(京都府京都市上京区東三本木通丸太町上ル)
江戸後期の儒学者・頼山陽が晩年に住んだ書斎。鴨川に面して窓から東山を望めたので、「山紫水明処」と名付けたという。藁葺き、平屋の簡素な佇まいだ。見学は事前に申込みが必要。往復はがきに見学日時(第2希望まで記入)、人数、電話番号、代表者の住所、氏名を明記し、〒605-0063東山区新門前松原町289 頼山陽旧跡保存会へ2週間前までに申し込む。
樂美術館(京都府京都市上京区油小路中立売上ル)
樂焼400年の伝統を伝える樂家・初代長次郎から15代吉左衞門までの作品を中心に、樂焼陶芸作品や茶道工芸品などを展示している。樂焼は、初代が千利休の創意によって侘び茶のための茶碗を作るようになったのが始まりとされる。ろくろを使わず、手びねりで形成し、吹子の付いた窯で一碗ずつ焼く技法が特徴。
羅城門跡(京都府京都市南区唐橋羅城門町)
平安京を貫く朱雀[すざく]大路の正門として、794年(延暦13)の平安遷都の際に建造された丹塗りの楼門があった場所。980年(天元3)の暴風雨で倒壊し、その後平安京の衰退とともに荒廃した。その様子は『今昔物語集』や、芥川龍之介の小説『羅生門』にも描かれている。現在は児童公園の中に石碑が立つのみ。
廬山天台講寺(廬山寺)(京都府京都市上京区寺町通広小路上ル)
938年(天慶元)に元三[がんさん]大師によって船岡山に創建されたが、1571年(元亀2)に織田信長の焼き討ちを免れて現在地に移った。代々皇室の帰依が厚く、本堂は光格天皇の勅命により仙洞御所の一部を移築されたもの。紫式部の邸宅跡としても知られ、「源氏の庭」には紫色のキキョウが咲く。節分の日に、3匹の鬼が剣や斧、槌をもって踊り、追儺使[ついなし]が紅白の豆を投げて鬼を追い払う、「鬼の法楽」[おにのほうらく]が有名。
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